L.E.D. WORKS

 welcome to the world famous project !

心に何を視つめるのか、

What do we ponder in our hearts?

 

 

岩澤有徑、iwasawa arimichi

 

No.061210 180×180×10cm. (Left) No.050611 180×180×10cm.(Right)

L.E.D. acrylic acid resin  大分県日田市蔵

 

太陽の周りを回る惑星のなかで地球は、自身の公転軌道に対して23.26度傾いて自転しています。それは、皆様が見覚えのある地球儀の傾きなのです。私は、 線香花火が宇宙の進化を早送りで見せてくれると仮定して考えるのですが、 ぱちぱち火花が出たあとに、 次第に黒くなってゆく時間、それは、外は、黒いのですが、まだ中が赤くて熱い状態、これが現在の地球の姿です。 L.E.D.の一見ランダムな配列は、私が選出した作曲家の制作した楽譜を基に決定しています。人類の用いる頭脳とは、 文明を意味しているのです。さらに同時に 2つあるということも、人間だけが持てる知恵という個性を意味してるのです。 そしてこのプログラムは70秒ごとに、暗闇となります。私の中では、あくまでこれは、 平面絵画なのですが、 美術史上で完全に消えてなくなってしまう、そしてまた現れるという絵画は、支持体と描画について議論していた時代とは、また別の次元の作品を作り出します。

この作品は、左側の一作目を

2010「OVER TONE Ⅱ」神奈川県民ホールで発表、右側とあわせて

2011 個展/ギャラリー現(東京)で発表しました。

 

Of the planets that revolve around the sun, the earth’s rotation axis is tilted 23.26 degrees. That can be seen in a household globe. A Japanese sparkler called “senkou hanabi” is held downward after being lit, with a small ball of fire created at the very bottom giving off sparks for about 10 seconds. In the ball of fire, I see the life of a star in fast-forward-motion. The red glowing ball darkens with time. When it turns black on the outside, it is still hot and red on the inside. That is the present status of our earth. At first glance the whole arrangement of LED may seem random, however the placement is determined by the musical notes of a composer of my choice. The human brain en masse represents civilizations. Two alignments of LED (look like two earths) are shown simultaneously, signifying the endowment allowed only to humans: our wisdom. This program turns dark every 70 seconds. In my mind,the imagery is flat painting. The picture totally vanishes fromart history, and when it reappears it creates art on a different plane from the age when the artists and critics discussed the “signifier” and “signified.” The first installation of this work (the one on the left) was at the exhibition titled “OVERTONE Ⅱ”at Kanagawa Prefectural Hall in 2010, and in June, 2011, two of them together were exhibited at a personal exhibition at Gallery Gen, Tokyo.

 

サラサーテ/チゴイネルワイゼン(L)

ヘンリーエクレス/ソナタ(R)

 

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岩澤有徑、iwasawa arimichi

 

No.010612 92×92×8cm. L.E.D. acrylic resin 2012

大分県立美術館蔵

 

太陽の周りを回る惑星の公転面に対して、太陽の自転角度は、7.25度傾いています。そしてその大きさは、な,な,なんと地球の109倍の直径を持っています。さてこれは、個体なのか、液体なのか、いったい何でできているのだろうか。多くの研究者が黒点を観察したり、日蝕時に映像にとらえたりと、議論を培わせて来ました。私は、宇宙の形成を仮に線香花火を見て思うとすれば、火をつけた直後の燃え盛る時間から、炎の小さくなった数秒後、の状態が、現在の太陽の状態ではないかと、理解しています。見えている部分が、弱いガスの炎できていて、ゆらゆら動いていて、中には液体の真っ赤な固まりがある時間。ただし、線香花火には、藁の軸があって、人間の手に支持されているようにこれだけの質量を持った固まりなので、中心には、何か強力な引力を持った個体が隠されているに違いないのです。SF映画の中のブラックホールの話のようにものすごい質量と熱量を持ってるため、すべての惑星を公転させるだけの強力な引力という求心力を持っているのだと思います。人は、太陽に対して太古の昔から礼拝したり崇拝したりして賛美を続けて来ました。太陽とは、私たちが健康に生きることのできる源と言っても過言ではない温かさや、豊かさを1億5千万キロの彼方からみんなの手の届く所まで伝えて来てくれる大切なたから物のような光なのです。

 

The sun’s rotation axis is tilted 7.25 degrees to the orbital plane of the planets. Its diameter is 109 times that of the earth. Is it a solid star or a liquid one? What is it made of? Many scientists have observed sunspots, and studied the imagery of the solar eclipse, diversifying the debate of the star. If I may compare the sun to a Japanese sparkler, the current sun is the firework a few seconds after being lit the flame has past the prime and is on the wane. The surface of the ball-like sparkler is made of gaseous flame flickering; inside is a red ball of liquid. The current status of the sun is just like that, I imagine. Just as the Japanese sparkler has the axis made of straw and can be held by the human hand, the sun must contain, at the center, a solid core with enormous gravity. Just like the black hole in a science fiction movie, it must have a tremendous quantity of mass and heat, which is great enough to keep the rotating planets in their places. Humans have always worshiped the sun since primeval time. Our life and health depends on its light and warmth, a precious light, which is beamed to us from 150 million kilometers away.

 

2016 ADORING CONTEMPORARY ART(Oita Prefectual Art Museum)▶ installation view 1 

 

岩澤有徑、iwasawa arimichi

 

No.030611 30x30x10cm. L.E.D. acrylic resin 2011

private collection

 

この作品は、タテヨコが、30cm.しかありませんが、目線の高さに設置されているものを静かに見つめいていると、長時間の飛行を続ける国際線の中で間も無く着陸する案内が始まる頃、降り立つ街を見つめて、これから未知なる国で起こることに幻想を描く瞬間ってありますよね、そんな錯覚に陥るジオラマなのです。実は、3ミリから5ミリくらいの高さのシャープペンシルの芯のような太さの光ファイバーが無数に設置されていて、その先端をL.E.D.の光でわずかに輝かせてせているので、架空の都市のビル街を空から見ているような形態に見えます。

 

2011年、ギャラリー現/個展では、このページの上のある2点の大型作品とあわせて発表しました。

その後、 2012年、韓国のIgong Gallery においてHICA & UNEASINESS展に飛行機の映像と合わせて発表しました。

その後、再度点滅して点灯するように2つ目を制作し、 2013年、ギャラリーあしやシューレ/個展に出品しました。


岩澤有徑、iwasawa arimichi

 

No.050912-A 92x92x8cm. L.E.D. acrylic resin 2012

No.050912-B 92x92x8cm. L.E.D. acrylic resin 2012

 

2011年に韓国のデジョン市立美術館の館長が京都の私の仕事場に来られ、新しいビエンナーレを立ち上げるので、出品作家を探しておられると言うお話でした。

その後、本当に出品決定とのお知らせをいただき、準備して向かいましたところ、岩澤さんの展示は、「このカフェでお願いします」と案内されました。え、ここは、以前個展を行なったイゴンギャラリーの隣のカフェ。

気分を取り直して美術館の用意してくれたスタッフと頑張って設置を行いました。

会場は、美術館と周辺の公園、万博記念塔、そして街中の店舗やビル街です。

結果的には、いつも若者であふれているカフェでよかったのかもしれません。初日には、オープニング式典が、美術館で盛大に行われました。

 

そこで発表した新作は、意図的に地球に半月を作り出すことが可能かと言うコンセプトのL.E.D.作品。実際に

真夜中に、電気を点灯する都市と消灯する都市を定めて

対応することなどできるはずがないのですが、作品上では、実現できました。

 

 

Project Daejeon2012:Energy(企画:デジョン市立美術館/韓国) 会場風景

その後この作品は、

GYO DONG ART MUSEUM(韓国) 会場風景

UNEASINESS 15(Gyo Dong ART Museum/Korea)

installation view

ギャラリー現(東京)2016 会場風景

に出品しました。

 

Seene de Ballet CH100 Charles Auguste de Bariot 1802-1870 ベルギー