5月頃から構想を練り始め、夏前にはキャンバスやパネルの準備をし、出品に向けて制作に取り組んできました。それぞれが自分の想いを表現するために、試行錯誤しながら作品と向き合っています。技術的に未熟な点や時間の足りなさはあるでしょうが、高校生の今しか表現できない瑞々しい心の動きや想いを、作品から感じていただければと思います。
三隈高校美術部の16名は、私の想像をはるかに超えた巧みな技や独自の感性を駆使した力作を出品してくれました。(大分合同新聞の記事より)
画面にそれぞれの経験や時間が閉じ込められているからこそ、素晴らしい表象を生み出し、鑑賞者の心を動かすことができるのだと感じます。美術だけではなく、様々な分野の第一線で活躍する人となってほしいです。それが、父の希望していた日田から次世代の逸材を生むということにつながります。(大分合同新聞の記事より)
日本画の絵の具と油絵具、アクリル絵の具は、いずれも鉱物から制作されています。その違いは、接着剤のような溶剤で油絵の具は、松ヤニを含んだオイルです。アクリル絵の具は、木工ボンドのような水溶性接着剤と紙やキャンバスに代表される支持体の違いなのです。しかし天然鉱物は、高価な絵の具の話、お手軽な価格のものは、人工的に製作された染料が加えられているので、それぞれに特徴のある独自の色彩を生み出します。
次の部屋では、UNEASINESSという現代美術ユニットの作品をご覧いただきます。