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MOVING 16

acrylic on canvas

220x445cm.

1992

 

1992年にギャラリー現で2度目の個展を開催することになり、父の京北町の実家で制作したのがこの作品です。比較的広い場所があったのでギャラリーの一番大きな壁をきれいに埋めてみようと目論んで懸命に制作しました。おおらかな空気や風の流れのような浮遊感の中に身を委ね、アメーバなのか、生き物なのか、意味不明な気持ちの良い空白感と何か熱いエネルギーの予感を感じる両面性を持ったペインティングを制作していました。これも一筆書きのように下地を制作し十分乾燥した時間に一気に線描しています。この作品は、その後、石川県の穴水町に運びボイスを考える部屋・穴水展にも出品。そこでは、屋内にこの作品ともう一点の平面を展示。屋外に大型の彫刻作品を現地制作しました。

 

出品歴

1992 ■ ギャラリー現(東京)

▶ 会場風景 

 美術手帖1992年4月号展評

1992 ◼ ボイスを考える部屋・穴水展 (穴水町・石川/企画・ワタリウム美術館)

 屋外の別作品ですが ▶ 会場風景

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